楽王3では「既定値」という概念があります。例えば、列に設定してある数式ですが、この数式は明細シートを編集することで上書きできます。
ケースとしては「金額」列は「単価」×「数量」という数式になっているが、この行の金額セルだけは、数式の結果ではなく、手動で数値入力したい、という場合が考えられます。
また、数式のほかにマスタシートから転送した材料行の情報も「既定値」として扱われます。
楽王3では、このような「元々の結果を上書いている(既定値を上書きしている)セル」をわかりやすく強調表示することができます。
(1)上書きセルの強調表示
下の画面では、金額(提出)列に数式が設定されていますが、このセルに例えば「100」という数値を入力してみます。
すると、警告ダイアログが表示されます。
「はい」を選択し、「100」を入力してみます。
リボンの「計算」>「上書きセルの強調表示」をクリックします。
先ほど入力したセルが青枠で強調表示されます。
リボンの「計算」>「上書きセルの強調表示」を再度クリックすると、青枠の強調表示はなくなります。
(2)既定値に戻す
上書きセルに対して、既定値(元の値や元の数式)に戻したい場合があります。
その際の操作について説明します。
既定値に戻したいセルを選択し、右クリックから「既定値に戻す(選択範囲)」を選択します。
既定値(上の例の場合は、元の数式)に戻りました。
シート全体の上書きセルを、既定値に戻したい場合は右クリックから「既定値に戻す(シート全体)」を選択してください。